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ヨーロッパの強みは包括的な理念を世界に発信できること

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アメリカと中国は 「情報」と 「工業」の層を基点に支配権の拡大を目指しますが 、ヨーロッパは 「法と倫理」の層に立脚したパリ協定、 ESG投資、 GDPR、さらには SDGsなどさまざまな包括的な理念を掲げることで、情報 ・工業 ・エネルギ ーの各層を、従来とは違った尺度によって調停しようとしているのではないか

出典「2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望

どうやら、ヨーロッパは、法と倫理に基づいて策定した新しいルールで世界を支配しようとしているらしい。

彼らが、法や倫理に強いのは、ギリシャ哲学やローマ法典などの長い歴史で培った文化が寄与しているようだ。

世界を変えるのはテクノロジーだ。

そんな言葉があったが、単にこんな技術が開発されたから世界が変わっちゃったねということだけではなく、「理念」や「世界はどうあるべきか」という話をまずははっきりさせることで説得力と強さがある。仲間が集まる。そのベースを整える力がヨーロッパにはあるというのだ。

ヨーロッパという国は、日本と違って、宣言しても守れないことがあることについては少し寛容なようだが、まず理想を語ることの価値をみんなが共有しているのかもしれない。

そういう視点で見ていけば、パリ協定やGDPRのニュースは、アメリカとヨーロッパが世界の覇権を取り合っている構図になっていることがよく分かった。

ヨーロッパでは、教育においても哲学を大切にすると聞くが、そういった国の繁栄につながるところを、意思を持ってしっかりと育てているのかもしれないと感じた。

日本はどうするのがいいか?そんな話もこの本には書いてあります。